廃食用油から バイオディーゼル燃料へ

清掃センターに設置された廃食用油の回収ケースの前で、油が入っていた容器に入れて持ち込めば、ごみが資源に生まれ変わる!

 家庭では、廃食用油は、新聞紙等にしみこませたり、薬剤で固めてから「もやせるごみ」に出すことが多いと思いますが、廃食用油を回収し適正に処理することで、バイオディーゼル燃料に再生することができ、ごみの減量にもなります。

実際にその燃料をごみ収集車に利用している自治体もあります。そこで、昨年6月の一般質問で、廃食用油(植物油)の回収を提案したところ、新たなごみの減量、資源化施策として「調理用の油の回収」が施政方針に盛り込まれました。
3月から清掃センターでの拠点回収が始まりましたが、改修された廃食用油は、社会福祉法人共働学舎に1ℓ 5円で引き取られ、バイオディーゼル燃料へと再生されます。

 共働学舎では、障がい者が自立して自分で自分の職業を持つことを目的とし、廃品回収や生ごみのたい肥化、さき織り、廃油燃料、トイレットペーパー製造など行っています。廃油燃料の取り組みとしては、植物性廃食用油を天ぷら屋や病院などから回収し、作った燃料は販売せず、共働学舎のボイラーに使っているそうです。市のごみ収集車にも再生された燃料を使用することを提案してきましたが、少し時間がかかりそうです。環境に配慮した取り組みをじっくりと進めていきたいと思います。