石川県で震度7の地震発生 救命救助に全力を

新たな年を迎え家族や親戚が集まり、久しぶりの団欒を思い思いに過ごしている頃ではなかったでしょうか。

2024年1月1日、能登半島を中心に地震が発生。外出から帰宅後に地震の発生を知りましたが、阪神淡路大震災や東日本大震災の記憶が重なり、心が痛み、二次被害がこれ以上広がらないように祈るばかりです。

市では昨年、「首都直下地震等による東京の被害想定」の見直しを受け、被害想定が大きいとされる立川断層帯地震を基本とし、「国分寺市地域防災計画」の修正を行いました。その震度別の面積率は、震度6弱が16.6%、震度6強は83.4%、一部震度7を観測するとしています。津波こそ想定されませんが、これまでの大地震の教訓や、当市の道路事情や公共空間の状況などからも、火を出さないこと、建築物やブロック塀の耐震性の確保は鉄則です。

また、市は地域の防災力向上を目的とした市民の学習の場として、「国分寺市民防災まちづくり学校」を開校しています。令和5年度が第42回の開催ということですが、内容をブラッシュアップしながら継続しています。他の自治体からの視察も多い「市民防災まちづくり学校」にぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。そして、日常から、発災時に地域で何ができるのかを考え共有しておくことが、いざという時の大きなたすけになります。自分がどのような行動をするのか、想像できる人を増やすことが重要と考えます。

さて、能登半島地震から24時間が経過しようとしています。時間の経過とともに、被害の甚大さがあきらかになってきています。これからまた寒く不安な夜を過ごされることと思います。どうか、少しでも暖をとって、わずかな時間でも心身を休められますように…