電力の調達に100%再生可能エネルギーの導入を! 

近年、地球温暖化に伴う気候変動の影響が世界各地で深刻化し、今年の夏も異常な暑さとなりました。熱中症予防としてエアコンを長時間使用しながらも感染症対策として換気を頻繁に行うなど、電力の消費量がかなり増えたのではないでしょうか?市では、「二酸化炭素排出 実質ゼロ」をめざし、省エネや資源循環に取り組んでいますが、二酸化炭素排出量は社会や環境の変化によって変動します。長期的な目標をもって、緑の保全や省エネ、創エネなど、様々な取り組みを重ねていくことが重要です。

そこで、太陽光や水力などに由来する100%再生可能エネルギーの電力調達(購入)を提案しました。地球温暖化防止対策として有効な手段であるとの見解は一致しましたが、供給可能な小売電気事業者がどれくらいあるか、財政支出や災害時も含めた電力の安定供給など、確認すべき事項があるとの答弁でした。

すでに、世田谷区や品川区では、再生可能エネルギー100%の電力に切り替え始め、港区では他地域の自治体と連携し調達を進めています。また、多摩市でも検討を進めていくとのことです。地方自治体の電力消費は大きく、その調達方針は、電力市場の方向性に多大な影響を与えることになります。燃料を調達する段階での環境負荷の問題など再生可能エネルギーの中身にも着目しながら、積極的に検討を進めるよう求め続けていきます。

 

再生可能エネルギーのイメージ(外務省HPより)