身近な地域にごちゃまぜの居場所づくりを

地域包括支援センターは高齢者の相談拠点となっており高齢化の進展に伴う相談件数が年々増加しています。また、相談内容については、昨今社会問題となっている、いわゆる8050(はちまるごーまる)問題など、複合的な生活課題によるものが非常に多くなっているとのことで、今後もますますその傾向が強まることが予想されます。

そのような状況の中、今年4月から、社会福祉協議会への委託により、地域福祉コーディネーターが2名配置されました。複合的な相談事例の調整やどこに相談してよいか分からない課題もまずは受け止め、支援機関につなぐ役割を担います。地域には、高齢や子ども、障がいや生活困窮など、対象を絞った相談窓口が多くありますが、複雑に多分野にからむ訴えは、ややもすると問題の本質を見落としてしまう可能性があります。相談内容を的確に把握し、迅速にワンストップで対応できるように、地域福祉コーディネーターが、まさに相談事業の交通整理役となることを求めます。

そして、さらには、誰もがいつでも気軽に立ち寄れ、不安や悩みを打ち明けられる「身近な地域の相談窓口☆ごちゃまぜの居場所」が必要です。誰をも孤立させない「ごちゃまぜの食堂」「ごちゃまぜのカフェ」をみんなでつくっていきませんか?