介護施設も地域の一員!
団塊の世代が75歳以上になる10年後には、介護の問題はますます大きくなります。
昨年、東京都社会福祉協議会が実施した調査では、「都内の特別養護老人ホームでは、介護職員の確保に向けて職員の処遇改善に取り組んでいるものの、依然として深刻な人材不足が続いている」と報告されています。
介護職員の労働実態は厳しく、志をもって介護職に就いた若者が、離職せざるを得ないケースも生じています。介護職員が自ら研修に参加し資質向上できる労働環境の整備や社会的・経済的な評価を高めていくことが必要です。
一方では、話し相手やクラブ活動の講師、また、入浴後の髪を乾かすなど、様々なボランティアを受け入れている施設があります。多くの方の声かけや気配りが利用者の生活をより豊かにし、利用者の笑顔や「ありがとう」の言葉がボランティアの生きがいになっていると聞きます。また、施設にとっても地域との交流や連携のきっかけとなり、さらに介護職員の心身の負担軽減になる等、まさに地域福祉なのだと思います。
この観点から、介護施設に対し、ボランティアの受け入れを働きかけることを提案し、「非常に大事なこと、全ての施設に働きかけていきたい」との答弁を得ました。