次々生じる「食の危機」 今こそ私たちが食を選ぶ!
●脅かされている私たちの「食」
昨年の食品表示偽装に続き、年末には冷凍食品から高濃度の農薬が検出され、 健康被害の訴えが続いています。「食の安全」が謳われながらも、まだまだ万全ではありません。 法や規制の整備や見直しはもちろん、生産・流通・消費の現場における更なる意識変革が急務ですが、 これまでも食の問題は法やしくみの隙間をぬうように生じてきました。 このことからも、消費者である私たち自身が、提供される食材や情報に安心しないで、 自分自身で読み解き判断できる力をつけていくことが大事だとあらためて感じています。
●自分で自分の「食」を守る!
食品添加物の表示等がされていても、知識がなければ適切に選ぶことも、リスクを未然に防ぐこともできません。 あるいは、賞味期限や消費期限についても、提供される情報に依存するのではなく、自分の視覚や味覚・嗅覚でチェックできるなど、 新たな観点からの「食育」に取り組むことが必要です。
市では現在、市民参加で「健康増進計画」を策定中ですが、この「食育」の観点を計画に位置付け、 市民が食に関して学習する場の充実を求めました。