空き家の活用を

 地域資源の一つに空き家があります。例えば、こんな活用はどうでしょう。ふらっと歩いて行ける所に誰もが気軽に集える居場所がある。そこに行けば誰かがいて、おしゃべりしながら食事もできる。地域コミュニティの拠点の一つとして、多世代が交流できる場が必要だと考えます。

 このように、空き家を地域資源として活用するためには、空き家の所有者の意向と子育て支援や居場所づくりなどをめざす市民団体やNPO等をコーディネートするしくみを、市民との協働でつくっていくことが必要です。

 さらに、住まい方の観点からは、家族構成やライフサイクルの変化に合わせて、住み慣れた環境の中で、柔軟に住み替えができる住宅政策も必要です。

 今回の実地調査をふまえ、地域資源を有効活用した課題解決策を提案していきます。