来年は巳年 復活と再生の年に
今年もあと数時間となりました。
皆さまにとってどんな一年だったでしょうか。
1月1日に発生した能登半島の地震に始まり、豪雨や酷暑、大雪など、各地に起こる自然の驚異を見せつけられた一年でした。また、世界では軍事的な衝突が各地でおき、各兵器の近代化をすすめる国もあるということです。このような緊迫の時に、核兵器の非人道性を語り継ぎ、核廃絶の必要性を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が、ノーベル平和賞を受賞しました。長年の被爆者のみなさんのあきらめない活動に敬意を表するとともに、必要なのは武力ではなく対話であることをしっかりと受けとめ、これからも身近なところから対話の実践をしていきたいと思います。
また、止まらない物価や燃料費の高騰に、厳しい年の瀬を過ごしている方々もいらっしゃいます。何とか負の出来事を乗り越え、前を向きたいのに、何となく悶々としてしまうような、そんな感覚を覚えます。しかし、あらためて振りかえってみると、地域の空き家や自然などを拠点に新たなコミュニティがあちこちで生まれています。それらの拠点を中心に多くの人が出会い、関係性が紡がれていくことは、明るい大きな力です。
来年は巳年。
脱皮をする蛇のイメージから、巳年は「復活と再生」を意味するそうです。2025年が皆さまにとって佳き年となりますようにお祈りいたします!