福祉分野の人材確保を! 9月議会で一般質問しました

介護を必要とする人が増える一方、介護の担い手確保が深刻な問題となっています。実際に事業所の方からは、募集しても人が集まらないとの声をお聞きします。また、平成29年度に市が行った介護職員等への調査では、「仕事の内容の割に賃金が低い」と答えた方が43.4%、「休暇を取りにくい」33.1%となっている反面、「仕事に対しては満足している」と答えた方が、76.5%に達しています。賃金については、直接的には介護保険制度の問題になりますが、職員募集の広報費を補助している自治体もあります。
市では、介護人材の確保、育成に関する事業の一つとして、介護支援ボランティアから就労まで、幅広い活躍を想定した研修を実施しています。また、今年度からは、新たに資格を取得し市内の事業所に就労した方を対象に、資格取得にかかった費用を補助する事業を開始しました。
介護には、さまざまな役割や参加の仕方があります。現在実施している事業を体系的に見える化し、市民が参加しやすく、また、ステップアップできるように分かりやすく整理することを求めました。併せて、地域包括支援センターエリアごとに、現場で頑張っている方々が介護の仕事について語る機会をつくり、市民の関心を広げるよう求め、市から「実施していきたい」との答弁を得ました。