まちづくりに地域資源をいかそう!

 家族の形が変わり、生き方や暮らし方が多様化していることから、10年、20年後をみすえ、高齢者や障がい者、子育て世帯や低所得者などの住まいや暮らしを、行政のみならず地域で支えるしくみが必要です。

 そこで、生活者ネットワークでは、NPOとの連携で、地域の生活圏を基盤に、必要な福祉サービスや地域資源の実態などを調査研究し、政策課題をまとめるために、練馬区・国立市・国分寺市をモデルに、医療施設や商店、道路や公園、農地、また、空き家や集会施設などの地域資源について実地調査を行いました。国分寺ネットでは、第二小学校区を対象に、市民の方と共にまちを歩きました。

 非常に広いエリアですが、全体的にみると、生産緑地や造園業の林地などオープンスペースが多く、落ち着いた住宅街が形成されています。一方、老朽化した家屋やアパートなども点在し、今後、空き家、空き室になることが考えられます。

 また、医療施設や商店が少なく、ある地域では、近くに食料品を売っている店がなく、自転車に乗れなくなったら困る、との話を伺いました。長期的な視点から、地域住民の暮らしをどのように描いていくのかが大切です。