まちづくりに地域資源をいかそう!

 家族の形が変わり、生き方や暮らし方が多様化していることから、10年、20年後をみすえ、高齢者や障がい者、子育て世帯や低所得者などの住まいや暮らしを、行政のみならず地域で支えるしくみが必要です。そこで、生活者ネットワークでは、医療施設や商店、道路や公園、空き家や集会施設など、地域資源について実地調査を行ってきました。

 現在、全国的に空き家の管理が問題になっており、国分寺市におきましても空き家の適正管理に関する条例が制定され、この条例に基づき実態調査がすすめられています。
 この空き家を地域資源として有効活用するためには、空き家の所有者の意向と子育て支援や居場所づくりなどをめざす市民団体やNPO 等をコーディネートするしくみを、市民との協働でつくっていくことが重要です。

 さらに、住まい方の観点からは、家族構成やライフサイクルの変化に合わせて、住み慣れた環境の中で、柔軟に住み替えができる住宅政策も必要です。
 実地調査をふまえ、地域資源を有効に活用した課題解決を提案していきます。