認知症支援から地域の支えあいへ

西東京市徘徊模擬訓練(10/5)。認知症について理解を深めるため、寸劇を交えた講座が行われた後、ゼッケンをつけてチームごとにまちに出る。「さりげなく」「自然に」それが一番の援助です。

 もし、自分が認知症で、行きたい所があって出かけたのに途中でわからなくなってしまったら、また、家族が外出したまま、いつまでも帰ってこなかったら、どんなに不安でしょう。

 徘徊が心配だからといって、外出を全て抑えることはできません。地域で声かけあい見守るしくみを作り、認知症の方やご家族が少しでも安心して暮らせるまちづくりを進めていきたいと思います。

西東京市徘徊模擬訓練に参加しました!

 この模擬訓練は、地域包括支援センターやグループホームが主体となり、認知症高齢者が行方不明になったという想定のもと、地域住民が「このような人をみかけませんでしたか?」と出会った方々に声かけしながら、行方不明高齢者を演じる人を保護していきます。

認知症への理解を広げるとともに「誰もが安心して暮らせるまちづくり」につながるネットワークを作ろうとするものです。訓練後には、「早く見つけてほしいと思った」「袋小路が多いなど地域の特徴を再認識した」等、感想がだされました。

多様な見守りのしくみを!

もし、まちで認知症と思われる方をお見かけしても、どこに連絡していいのか、対応がわからなければ、声かけを躊躇してしまうこともあるのではないでしょうか。これまでにも、認知症サポーター養成講座を受講した事業者にご協力いただき、そこに行けば地域包括支援センターとつながる環境整備を提案してきましたが、さらに、効果的でわかりやすい見守りのしくみを提案していきます。